こんにちは!京都府向日市の放課後等デイサービスASTEP(アステップ)です!
キャリア療育のアジェンダ(プログラムの詳細)の目的は、ご家庭や療育施設での、”お子さまとの関わりにおけるヒント”となれば…との思いを持って情報発信しています。
お子さまのご成長を助長するための関わり方やマインドを少しでも知っていただき、ご家庭や療育に携わっている指導員さんの参考になれば幸いです。
放課後等デイサービスASTEPでは、療育を行うにあたり、以下のサイクルで効率的かつ効果的な療育を実践しています。
ここで記載しているアジェンダは、あくまでも全体で捉えた目標や狙いを指針としてお示ししているものであり、それぞれのお子さまの個性や特性を踏まえて、到達目標を設定し、最適と判断したアプローチをもって支援を行ってまいります。
目次
週間予定表
11月2週(8日~13日)の予定表です。ご確認をお願い致します。
8日(月)製作活動(額縁づくり)
この日は額縁の製作を行います。何のために額縁を作るのかといいますと、9日(火)のLSTでの取り組みで「自分の良いところ・得意なこと」を書いてもらいます。
書いてもらった紙を掲示するための額縁を作っていきます。
材料は段ボールです!カッターナイフを使ってくり抜いたり、糊付けしたり、A4の長さを計測しながら製作を進めていくので、ある程度の”緻密さ”を求めながら丁寧に行っていきたいと思います。
※ 取り組みの内容や掲示する目的については次をご覧ください!
9日(火)LST(マイプロフィール作成)
取り組みの目的は、「自分のよいところや得意なことを考え、知ること」です!詳しく説明します!
今回のLSTは、自分に自信が持てない子どもに有効的な取り組みです。また、自信を持っている子でも具体的に「何に自信があるのか?」を確認できる取り組みで、自己認識・自己肯定感アップを期待したプログラムです。
子どもたちは、あらかじめ用意したマイプロフィールに記入していきます。以下、使用するワークシートです。
マイプロフィールには、氏名・誕生日・年齢・星座・家族などの項目があり、最後には、自分のよいところ・自分の得意なことの記入欄があります。
自分のよいところ、自分の得意なことが書きにくい時は、友達や家族、指導員によく言われる言葉を思い出すように促します。また、絵に描いたり、キャラクターを貼ったりするのもオリジナル性が出て良いかもしれないですね!
その内容を見て、指導員は「絶対的な共感」を行い、子どもを「認める」アプローチを行います。
自分のよいところ・得意なことを書き出すことができたら、その中から1~3つを自己選択してもらい、用意している紙に大きく丁寧に書いていきます。
紙に書けたら月曜日に製作した額縁にはめ込んで、ASTEPのよく見える場所に掲示します!常に見ることができるように、書いた紙を縮小して、筆箱の裏など子どもの目に入るところに貼っても良いかもしれませんね!
集団活動中に自信がなくなったり尻込みする様子が見られる時に、掲示をした自分のよいところを見てチャレンジすることを促したり、終わりの会で、指導員と一緒に自分のよいところや得意なことを、子どもに読み上げてもらうことを考えています。
冒頭にもお伝えしましたが「自分のよいところや得意なことを考え、知ること」で”行動の調整”を促すことができます。
自信がないからやらない…ではなく、自信を持ってやってみよう!という思考を促すことがねらいです。
ホームページでもお伝えしていますが、ASTEPの理念で「好奇心の強さ」が重要だとお伝えしています。その最初のステップが「自信」を持つことなんです。
自分に自信を持つアプローチを日々行い、好奇心をくすぐっていきたいと思います。
10日(水)製作活動&ジェスチャーゲーム
乙訓圏域の早帰り組は前半に製作活動(勤労感謝の日)に、親御さんへのプレゼントのカードを作っていきます。
その後の集団活動ではジェスチャーゲームを行います。
お題カードを引き、そのお題に対して言葉は一切使わず(難しい子は擬音までOK)体や表情を使って相手に伝えていきます!
お題をイメージを膨らませ、全身を使って表現しながら相手に伝えようとする力を鍛えるとともに、お友達の動きから答えを導き出すための連想力を鍛えるゲームです。
ルールは大きく2つ…
・発表者は言葉を発してはいけない。
・答える時は手を挙げてあてられた人のみ。
ゲーム後は「何が難しかったか?どういう動きが難しかったか?どれくらい答えられた?誰のジェスチャーが分かりやすかった?」など、自分の思いや出来をフィードバックしていきます。
どんな動きや展開になるのか…楽しみです!
11日(木)公園遊び(こっそり忍者ゲーム)
こっそり忍者ゲームということで、以前に行った「洗濯ばさみ取りゲーム(お友達の洗濯ばさみを取る)」の逆!お友達にひっそりとバレないように近づき、洗濯ばさみを付けるゲームです。
「よーい、スタート」の合図で、お互いの服に洗濯ばさみを付け合い、自分に付けられた洗濯ばさみに気付いたら、それを取ってお友達に洗濯ばさみを付けます。
3~5分のタイマーを設定し、洗濯ばさみが少ない子を「優秀忍者」に認定する…というゲームです。
色や形状、大きさが異なる洗濯ばさみを使ったり、ゲームを始める前に「今日のラッキー洗濯ばさみ」を決めておき、最終的にそれを付けられた子が「人気者」というルールも場面を見ながら設定していきたいと思います。
どんなゲームか?どうしたら勝てるか?というルールの理解が重要となってきます。みんなが楽しめるようルールの理解を促しながら活動していきますね!
12日(金)おやつ作り(豆腐ドーナツ)
どこの事業所でも調理というのは療育として取り入れていると思いますが、ASTEPでは調理ではなく”食育”という観点から多くの学びを得るために取り入れています。
普段の食事とはまた違った観点から食事と向き合えることが、食育活動のメリットです。
普段の食事では、子どもが調理のプロセスに携わる機会はなかなかありませんが、食育活動では子どもが自ら調理をするため、調理器具の使用方法や、清潔な洗浄のしかたなどを学ぶことができます。
調理される前の食材にふれることで、食への関心を持つきっかけにもなります。
普段では知り得ない「調理」や「片付け」の方法や過程を学ぶことは、食育におけるねらいの1つです。
この日は豆腐ドーナツを協力して作っていきます。デコレーションなどにこだわりを見せる姿を期待しています!
※乳製品不使用、アレルギー等に配慮をした材料を使用します。
13日(土)食育活動(昼食作り)
食育活動(オムライス・オニオンスープ)を行います。(恐れ入りますが調理費用として200円を頂戴します。)
この日に作る具材をみんなで話し合って見積ります。この際、オムライスやスープの具はこれを入れたい!例えば、ケチャップライスかバターライスがいいのか?など子ども主体でどんな料理を作りたいのかを決めていきます。
その後、電卓を片手に買い物に出発!予算内で購入できるよう計算しながら買い物を進めていきます。
具材を買い揃えたら食育活動のスタートです!
調理の方法は数多くあります。今回であれば、オムライスを炒める、オニオンスープを煮込むなど…様々な方法(焼く・煮る・揚げる・切る・剥くなど)があることを知る機会として、どう調理すると完成するのか?など思考を深めながら作業を進めていきたいと思います。
そして第一目標である「共食の喜び」を達成するべく、会話を楽しみながら活動を行っていきますね!
さいごに
今年も残すところあと1ヶ月半ですね。あと1ヶ月もすれば冬休みに突入します!
現在、冬休みの活動を検討しております。その中で、クリスマス会を開催する予定なのですが、普段とは違う形での開催を検討しております。
まだ検討段階で確定したことをお伝えできませんが、決まり次第すぐにご連絡しますね!
引き続きASTEPへのご理解、ご協力を賜りますよう宜しくお願い致します。
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