養護教諭としての知識を現場で発揮することや、子どもの小さな変化を見逃さない観察力、包容力や冷静な判断力を磨きながら、子どもさんにとって心の拠り所になれるような指導員を目指して頑張ります!
初めまして!はらさやかです!
今回は、ASTEPで実施したライフスキルトレーニング(以下、LST)衛生管理から『熱中症を知ろう』の取り組みを行いました。
これから夏本番となります!『自分の身は自分で守る』ことを意識できるようになれることは、社会自立へ向けた大事な要素の1つです。
養護教諭としての知識を活かし、LSTとして立案した取り組みの内容、子どもたちの評価をお伝えしていきたいと思いますので、最後までお付き合いください!
目次
活動の概要
今回の『熱中症を知ろう』の取り組みは、低学年と高学年グループに分けて実施しました。
低学年グループでは主に3点〖熱中症の危険性・具体的な症状・未然に防止する対策〗
高学年グループでは、低学年グループの3点に加え〖熱中症になりやすい気候・発症時の応急処置〗について学んでいきました。
グループごとにパワーポイントのスライドを使い、頭でイメージできる形でLSTを進めていきました。
活動の冒頭、子どもたちに対し、ASTEPでの座学(SSTやLST等)の決まり3点をお伝えして開始しました!
- かっこよく座る。
- 最後まで話をよく聞く。
- 質問は手を挙げてから。
※今回は、低学年グループの内容の一部をご紹介していきます!
全てのスライドが終了し、強調してインプットをしたい部分を、質問形式でやり取りを行いながら知識を定着を促し、最後まで話を聞けた自分と友達に対し、拍手をして取り組みを終了しました。
活動の狙い
- 熱中症とは何か?イメージができる。
- 熱中症の危険性を理解できる。
- 熱中症についての話に興味を持つことができる。
早くも梅雨が明け、気温が高い日が続くため、熱中症のリスクが高くなっていきます。
特に、低学年の子どもさんは『熱中症』という言葉に聞きなじみがない子が多く見られるため、本活動を立案しました。
本活動を通して、熱中症とは何か?イメージを膨らませることで、熱中症の危険性を知り、自分で熱中症が予防ができるようになるための導入部分として実施しました。
活動の様子
さいごに
本活動で『熱中症』について個々にやんわりとイメージをすることができたものと評価をしております!
あわせまして保護者の方々に対しては、以下の点をお伝えをさせていただきたいと思います。
- 顔色や汗のかきかたを観察しましょう!
- 適切な飲水行動を学習させよう!
喉の渇きに応じて、自身で適度な飲水ができる(自由飲水)能力を身につけられるよう促していきましょう。 - 日頃から暑さに慣れさせましょう!
日頃から適度な外遊びを行い、暑熱順化を促進させましょう。 - 服装を選び(選ばせ)ましょう!
子どもさんは、衣服の選択・着脱に関する十分な知識を身につけていないことがあるため、熱放散を促進する適切な衣服(メッシュ生地等)を選択し、環境条件に応じて衣服の着脱を適切に指導しましょう。
子どもさんの顔が赤くなったり、ひどい汗をかいている時には、深部体温がかなり上昇していると考えられますので、涼しい環境で十分な休息を与えましょう。
これから夏が始まります!暑い季節ならではの特性を考慮し、自立活動の1つとして、子どもさんにどんどん促していきましょう!
お問い合わせはこちら