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キャプションに書ききれなかったこと、ふと思ったことをみなさまに共有したいのと、忘れないように記録感覚で更新しています。
今回は『子どもに質問をする時の視点』というテーマで少しお話をしていきます。
現在療育に通われてる方、新一年生を迎える子どもさんなどこれから通われる方、通われるかまだ迷われている方のために、心構え的なところをお伝えしていければと思います。
目次
よくある子どもへの『質問』の問題点
障がいのある子どもさんと関わる時に、支援者側(親御さんも)は、よく質問をすると思います。
その質問で、多くの方が「あれ?」と思うことは…
こちら側がしてほしいと願っているほうの質問をすることです。
例えば、おもちゃで遊んでいる時や公園で遊具で遊んでいる時などに、そろそろ終わりにしてほしいときに、「もう終わりにできる?」というような質問をすることです。
親御さんは忙しい!帰ってご飯の準備をしてお風呂に入れて、それは百も承知ですが…
あまりにもその気持ちが前面に出すぎているのか、自分の予定を優先する質問の形式となり、子どもを操作をするような質問となってしまっています。
本来、質問というのは、子どもさんが自立に向かう中で、自分の考えを整理し、自己選択・自己決定をするためのものではないのでしょうか?
子どもへ質問する時の視点
私たち支援者(親御さん)が気を付けなければならないことは、一方にかたよった質問ではなく、両方(複数)の質問をすることで、子どもさん自身の気持ちの確認をすること。
誘導するための質問ではなく、自己選択・自己決定のための質問をする、ということです。
具体的には…
「できるかな?できないかな?〇〇くんが決めていいよ!」
「食べる?」食べない?どっちでもいいよ!」
「Aにする?Bにする?Cでもいいよ!」
というような感じです。
するかしないか、どちらでもいいし決めていいんだよ~というようなスタンスをアピールしながら、先をイメージしてもらう形がとれるといいですね。
こういったように、両方の答えの中で、子どもが判断できるような視点が持てれば◎です!
子どもが判断できる視点を持つ理由
先ほどの質問例でいえば…
この場合、「できる?」と聞くと「できる」と答えるだろうし「できない」とは言いにくい。
「できない」といった時は、どう思われるだろう?と思ってしまうと「できない」と思っても「できる」と答えてしまったりする。
なので「どっちでもいいんだよ~」という支援者側の気持ちを、子どもに意思表示することです。
この意思表示があるだけで、子どもが受ける安心感が全く変わります。
子どもたちから見ると、私たち支援者(親御さん)は、立場が上と見ています。
私たちが、どれだけ同等だといっても、子どもたちからはそうは見えていないと普段から思うべきです。
立場が上だと思っている支援者から質問を受けた時に、その人に合わせようという心理が働くと言うこともあり得ますからね。
私たちは、子どもたちが選びにくかったり、自分で決めにくくなりがちな人であることを十分に理解をして、私たちが発信する言葉も配慮をしていくことが必要だと思います。
言葉だけでなく、言葉の抑揚にも配慮したり、表情も穏やかにしておくと更に◎です!
まとめ
いかがでしたか?
こういった視点を持つだけで、子ども自身が自己選択・自己決定できる機会がグッと増えます。
こういった機会が増えると、選ぶことや決めることが癖付き、意思の表現が豊かになることで、自立への道に近づくことになります!
子どもたちに安心して受け入れてもらえる支援者(親御さん)としての言動を磨いていきたいですね!
子どもたちには、どちらを選んでも良いのだという経験をたくさん重ねてもらいたいです。
それは、自分自身で自己選択・自己決定をするという『経験』の一つとなります。
あらゆるな場面で、こうした質問する場面を増やして、子どもさんの経験値を高めていきましょうね!
ASTEPの子どもたちのキラキラした場面の他に、こんな感じで私の頭の中に思っていることを、何気なしに更新してブログで整理していきたいと思います!
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