ホームページでも紹介していますが、ASTEPでは「プラスαのアクションにより応用できるきっかけをづくり」を大事にしています。
今回、おやつタイムの時間を使って、中学生の子どもに電卓を使用したおやつの計算を個別療育の一環として挑戦しました。
目次
今回の課題の内容
お金を120円渡すので買えるだけ買ってみよう
おやつの値段は10円~50円まで
何個買ってもいいけど、全て使い切ること
おやつの値段は10円~50円まで
何個買ってもいいけど、全て使い切ること
値段を書いたBOXの中におやつを入れています。
さて、チャレンジ開始!その前に…
今回の個別療育の目的
学校での計算を応用する手段として電卓があること
電卓でできる基本的なこと(どんな時に足し算をするか…など)
電卓の基本的な使用方法
電卓でできる基本的なこと(どんな時に足し算をするか…など)
電卓の基本的な使用方法
初めて操作する電卓に困惑気味ですが、いざチャレンジ!
電卓を使ったおやつの計算のスタート
まず、どのような選択をするのかを聞いてみました!
職員「いっぱい食べたい?それとも好きなおやつを食べたい?」
子ども「好きなおやつを食べたい!」
子ども「好きなおやつを食べたい!」
自己選択できました!
50円のBOXから好きなゼリーを手に取りました。
職員「ゼリーの値段はいくらかな?」
子ども「50円だよ!」
職員「じゃあ50と押してごらん?」
子ども「50円だよ!」
職員「じゃあ50と押してごらん?」
しっかりついてこれています。
職員「次に欲しいおやつは?」
子ども「カントリーマームかなー」
子ども「カントリーマームかなー」
悩むことなくしっかり選択決定できています!
職員「カントリーマームはいくら?」
子ども「30円だよ!」
職員「じゃあ今50円だから30円を足してごらん?」
子ども「足すのはどうするの?」
職員「足し算するとき思い出してみて?見覚えのあるボタンない?」
子ども「あっ!あった!これかな?」
職員「正解!+を押してから今のおやつの値段を押すんだよ!」
子ども「へえぇーそうなんだ…」
子ども「30円だよ!」
職員「じゃあ今50円だから30円を足してごらん?」
子ども「足すのはどうするの?」
職員「足し算するとき思い出してみて?見覚えのあるボタンない?」
子ども「あっ!あった!これかな?」
職員「正解!+を押してから今のおやつの値段を押すんだよ!」
子ども「へえぇーそうなんだ…」
それを何回か繰り返し…買いすぎて120円を越えてしまいました。
職員「120円までだから、150円じゃあ買えないね、どうする?」
子ども「うーん…」
職員「じゃあ引き算してみよう!今選んだおやつの値段を入れて引いてみて?」
子ども「どうやって引くの?」
子ども「うーん…」
職員「じゃあ引き算してみよう!今選んだおやつの値段を入れて引いてみて?」
子ども「どうやって引くの?」
こんなやり取りが続きます!
まとめ
大事なのは安易に正解を言わないこと!
考えさせることが最も重要なんです!
それと気を付けていることは子どもとの会話です。
なぜ?という問いかけに答えが言えるように誘導してあげることも時には大事です。
困惑しながら終始笑顔で取り組んでくれました!
おやつの時間はずれ込んでしまいましたが(笑)
今回は、初めての電卓計算でしたが、おやつの時間のたびに取り組んでいこうと思います。
電卓の計算ができると、物を買う能力が身に付きます。
コンビニでアイスやジュースを買う時に、無意識に計算していますよね?
それは頭の中の電卓で計算しているんです。
ある程度身に付いた段階で、スーパーに行って自分で物を買うこともしようと考えています。
初めて使ったのにもかかわらず、思ったよりできて収穫ありでした!
何事も楽しみながら考えて理解していくことが大事ですね!