今回は「ありがとうを言えること」の重要性についてお伝えします!
自然に「ありがとう」と言える子供にするには、親はどのようなことに気をつけて子供に関われば良いのか?
今回は、「ありがとう」にスポットを当てて、なぜこの言葉が大事なのか、ありがとうを言える子になるコツなどをお伝えしていこうと思います!
目次
子どもに実践している躾の一例
一例でお話します。
の子ども(2歳半)に、徹底して挨拶することを躾けています。
まだ2歳半で、鬼親だと思われるかもしれませんが、年齢は関係なく、必要なことです。
そして、2歳半にもなれば、その言葉の意味を理解しているので、しっかり教えればできるはずです。
発語はたどたどしいですが、その場面に応じてしっかり言えています。
私達が人に言われて嬉しい「ありがとう」という言葉は、集団や社会の中、人間関係を築いていくうえで、大切な役割を担っています。
「ありがとう」と言う親の姿を見せる
このような言葉があるように、親の言動や物事に対する姿勢をよく見ています。
子どもは褒められて育つと人に感謝するようになります。
日常生活の中で、親はどんな場面で、どのように「ありがとう」と言っているか、そのニュアンスや表情も敏感に感じ取って、子供の記憶にファイルしています。
まずは親が「ありがとう」という言葉を、生活の中で自然に使う姿を見せることが大事です。
「ありがとう」の心地よさを実感させる
「ありがとう」と人から言われると、心地良いもの。
その心地よさを子供にも体感させることで、心地よさを感じ取ってくれます。
些細な事でも子供が何かをしてくれたら、「ありがとう」と気持ちを言葉にして伝えることをしてみましょう。
また、簡単な家事などのお手伝いをお願いする、お友達に自分の物を貸してあげるなど、人から「ありがとう」と言われる状況や場面を作ってあげてください。
「ありがとう」と言われたら、嬉しい気持ちを伝える
子供が「ありがとう」と言ったら、「○○ちゃんにありがとうって言ってもらうと、とっても嬉しいわ!」と言葉にして喜びを伝えよう!
大好きなママが喜んでくれることで、子供は何度も「ありがとう」を言いたくなります。また思いやりの気持ちや優しさも育まれます。
「ありがとう」を強要するのはNG
「ありがとうは?」と、親が子供に強要している場面を見かけることがありますがNGです。
親に促されなければ言えなかったり、「ありがとう」と言葉で言っても、心から感謝を感じていなければ、反対に無理強いされていることに、反発心が芽生えることもあるからです。
「ありがとう」は言葉ではなく、湧き上がる気持ち
「ありがとう」は心がともなってこそ、相手に伝わる言葉です。
いくら言葉で「ありがとう」と言っても、表情が強張っていたり、声のトーンが暗かったりすれば、相手に感謝の気落ちは伝わりません。
大切な事は、その言葉と一緒に、感謝の心を育むことです。
日常の有り難さに気づき「ありがとう」の気持ちを育む
私達は、毎日繰り返し送っている日常の生活を「当たり前」と感じ、朝、子供が起きてくる、朝食を食べる、元気に登校する、これら全て、失ってからその「有り難さ」を実感することがあります。
「ありがとう」と言える心を育むには、何かをしてもらった時にだけではなく、繰り返される日常の有り難さに気づき、言ってみるのもいいですね。
例えば、子どもがしっかり食事を完食した時に
「ありがとう!全部キレイに食べてくれて作り甲斐があるよ!いっぱい食べて大きくなろうね!ありがとう!」
このように子供に言葉をかけてみてあげてください。
まとめ
湧き上がる気持ちを言ってしまうもの
目の前に、「あなた」がいることに喜び、「あなた」の存在そのものに感謝している気持ちを「ありがとう」の5文字で伝える。
単純ですが、「ありがとう」の言葉で子供の心は満たされ、人にも同じように感謝することが出来るようになります。
「ありがとう」は言うより、湧き上がる気持ちを言ってしまうもの。
親がそのような気持ちで日々子供に接していれば、「ありがとう」を自然に言葉にする子供に育っていきます。
そして、挨拶というのはお互いの信頼関係を構築する簡単な手段です。
社会性を身につけるためにも、子どもには「ありがとう」と言えるような声かけや場面作りを心掛けていきましょう!