ブログへのご訪問ありがとうございます。
放課後等デイサービスASTEPのみなぐちゆきよです。
今回は主に土曜日に行っている「園芸活動」についてご紹介します。
ご紹介するにあたり、保護者の方々から「畑でどんなことをしているんですか?」「ウチの子、畑に興味あります!」などのお声があり、是非興味をもっていただきたく思います。
園芸活動の趣旨や、どんなところで何をしているのかなど、イメージを持っていただけるようにまとめましたのでご覧ください!
目次
園芸活動の目的
- 視覚的刺激と臭覚的刺激,聴覚的刺激で心を安定させる
- 「栽培の楽しみ」や「収穫の楽しみ」を知る
- 生活意欲・作業意欲・人間関係における変化
自然豊かな環境の中で活動することは、心の安らぎを大前提としています。
また、子どもたちが農作物に働きかけることによって、大きな刺激(効果)を受けます。
そして、これらの目的から子どもたちの成長を期待できる力は…
- 自己尊重の増進
- 積極的な社会性の促進
- 知識の増加
- 身体的訓練
- 新しい言語の獲得
農作物に限らず生き物を育てるということは、生き物の立場で物を考えないといけません。
生き物の立場というのは、自然の立場であり、自然の立場で考える。
ASTEPの園芸活動は、環境教育の側面も持ち合わせた活動となっています。
農園について
城陽市の長池に所在しており、放課後等デイサービスASTEPから車で40分のところに位置しています。
とても広い敷地で、現在はトマトやじゃがいも、なすやみかんなどの作物を栽培しています。
ASTEPは事業所間交流に力を入れております。
姉妹事業所である伏見区の事業所「ピノッキオ」の児童発達支援管理責任者の方は、農業に精通した知識を持っておられ、その方の監修のもと、作物の栽培から手入れ、収穫までの方法や、食にまつわる知識全般を学べる機会を多く設けています。
また、本農園の広さを利用して、利用者さまのご家族に限定し「場所の提供」をしております。
これからの季節であれば、BBQなどのレクレーションにご活用していただけます。(協力金として大人200円、お子さま100円をお願いしております。)
今後は、ご家族様同士が交流していただける取り組み(BBQや焼き芋大会)を設定し、意見交換ができる機会を計画していきたいと思っています。
※コロナ禍である現在はできませんが、ご了承ください。
農園と活動の様子
農園では、数多くの野菜やみかんの木を栽培しています。
ここで収穫した作物は、事業所での食育活動(調理)や販売活動でキャリアを形成する療育に役立てています。
これらの作業があることを知っている方はどれくらいいるでしょうか?
「経験に勝る財産なし」と言いますが、経験を積むことは、子どもの成長にとって、どんなものにも代えがたい大きな影響を与えます。
大人になって農業をするわけではありません。
しかし、園芸活動で学ぶことは社会に精通することが非常に多く、子どもたちの貴重な財産となるものだと考えています。
さいごに
「土いじりをしておしまい」「広い敷地で遊んでおしまい」
と思われていた方も多いと思います。
しかし、ASTEPの園芸活動はかなり本格的な取り組みをしており、食にまつわる幅広い知識が得られる活動となっています。
それとともに、仲間と協力し合ったり、役割を与えやりきる力を身につけたり…様々な側面で効果的な療育ができるよう課題を設定しています。
ご興味のある方は、ご質問などお気軽にご連絡ください(‘ω’)ノ