こんにちは!京都府向日市の放課後等デイサービスASTEP(アステップ)です!
キャリア療育のアジェンダ(プログラムの詳細)の目的は、ご家庭や療育施設での、”お子さまとの関わりにおけるヒント”となれば…との思いを持って情報発信しています。
お子さまのご成長を助長するための関わり方やマインドを少しでも知っていただき、ご家庭や療育に携わっている指導員さんの参考になれば幸いです。
放課後等デイサービスASTEPでは、療育を行うにあたり、以下のサイクルで効率的かつ効果的な療育を実践しています。
ここで記載しているアジェンダは、あくまでも全体で捉えた目標や狙いを指針としてお示ししているものであり、それぞれのお子さまの個性や特性を踏まえて、到達目標を設定し、最適と判断したアプローチをもって支援を行ってまいります。
目次
週間予定表
10月4週(18日~22日)の予定表です。ご確認をお願い致します。
18日(月)室内活動(フルーツバスケット)
説明不要の王道ゲーム、フルーツバスケットを行います!
王道のルールで楽しみながら、ゲームのルールを少しアレンジして、ルールの変化に対応ができる形をとりながら、友達と協力し成功体験を積んでいきたいと思います。
取り組みのねらいは3点です!
- ルールを守って友だちと協力して遊ぶことができる
- ゲームの準備を子どもたちが主体的に行うことができる
- 子どもたち自身で遊びを楽しむためのルールを作ることができる
ゲームを通して仲間意識を高められるようなねらいを設定してみました!
これらのねらいを踏まえて予想される子どもたちの行動は…
- 意見を言いたいけど、言いだせないでいる
- 友だちと協力してフルーツバスケットの準備をする
- 新しいルールを活発に発表する
- 意見が食い違いを解決するために、楽しく遊べる方法(案)を出し合う
このような場面を想定して、声掛けの方法やタイミングなどを職員間で打ち合わせをして本番に臨みたいと思います。
19日(火)集中的な個別療育
ASTEPでは、それぞれの子どもたちが「集団」意識しながら、様々な遊びや活動を通じ、社会性を育む素地を身につけ、コミュニケーションの術を学ぶための絶好の機会となる集団療育を中心とした活動を行ってきました。
その方針は今後も変わりません!
集団に身を置き、他児に揉まれ、成功体験や失敗体験、嬉しい気持ちの共有、悔しくて涙する時にそばにいてくれる友達の温もり…リアルな感情や支え合って初めて生まれる絆は、机上の空論ではありませんが、個別の療育では体験することができません。
子どもたちの成長力を効果的に促すために、お友達との関わりというのは必要不可欠である…そのように考えております。
しかしながら、入れ替わり立ち替わりに変化する集団において、自分の居場所を見つけ、価値を見出すために、”個のレベルアップ”というのは大きな武器となり得ます。
そしてこの日は、一人ひとりに「今必要なこと」を評価し、課題設定を行い実践します。
「仕事において必要な技術」「感情のコントロールと具体的なコツ」「創造性を育むあそび」「生活に密着した能力の向上」
子どもによってカテゴリーや内容も全て違います。集中的に個別療育を行い、個のレベルアップを目指し取り組んでいきます!
頑張ればクリアできる課題を見極めて実践することで成功体験を積み、その満足感を味わい、次に繋げていきたいと思います。
20日(水)製作活動(ハロウィン)
この日はハロウィンをテーマにした”バケツ”を製作します!
牛乳パックを2個使います。まずは、牛乳パックに画用紙を貼ったのち、ハサミで切り開いて、上手く組み合わせて大きなバケツを作成していきます。
外側のデザインは、自分が思うハロウィンを具体化するために、指導員とともにPCを使い調べます。(情報検索ができる子は自身で行い印刷まで行ってもらいます)
ハロウィンはもう間近!思い出に残る物を作っていきたいと思います!
21日(木)ライフスキルトレーニング(実践機能ワーク)
この日のテーマは「自分のレベルを知ろう」です。
本活動を立案した背景として、先の出来事に見通しが持てずにいる児童が数多くいらっしゃいます。そんな子たちに対し、自分の能力を予想して、自分の実際の力を知ることで、計画を立てる能力を養いながら見通しをつけるトレーニングを実施します。
ねらいについては1つです!
ワークシート「自分のレベルを知ろう!」を使用して、選択した課題(個数)を予想させてから、実際に思いつく名詞を挙げていき、予想と実力には必ず差異が出ることを認識していきます。
取り組み間には「時間がかかると焦ってしまうから、実際にできることは思ったより少しかもしれないよ」などの声掛けを行い、予想を見立て修正を促します。
また、取り組み後の振り返りでは、自分の能力以上のことはできないうえに、大体は能力以下の結果になることが多いことを伝え、そのことを踏まえて計画を立てていかないと、できない自分にイライラしてしまうため、自身でスモールステップを設定し、少しずつこなしていくことで、「小さな出来た」を続けていけるよう、効果的なアプローチを行っていきます。
同じような場面があった時に、見通しを立てることに繫げていけるよう実践していきます!
※課題を変えて継続的に実践しますので宜しくお願い致します。また、ご希望されるご家族には、LP(レッスンプラン)をお送りしますので、お気軽にお申しつけください!
22日(金)避難訓練
この日は避難訓練を実施します。(年に2回実施することが決められています)
避難訓練の子どもたちの目的は、「防災意識の向上」と「安全に避難する方法や順序の体得」です。
そして我々、指導員が実施する目的は、「緊急時に利用児童の安全を確保すること」と「緊急体制の確立・周知徹底」にあります。
この日の想定は、「地震時の避難」です。
訓練のポイントとして、子どもたちは指導員の指示を聞き、静かに安全に行動できるか?また、指導員は、あらかじめ決められている避難経路どおりに、子どもたちを安全に誘導できるか?主にこの2点を重点的に訓練を実施したいと思います。
安全管理マニュアルから抜粋しています。ご確認ください!
23日(土)園芸活動(ASTEP農園)
久しぶりの園芸活動です!
この日は収穫…ではなく、畑仕事で一番大事な作業である”下仕事”を体験してもらいます。
今育てている野菜(ブロッコリー等)の水やりや草引き、土を耕したりなどの、いわゆる見えにくい”下仕事”を知ってもらう活動にしていきます。
これまでに園芸活動を体験してきた子どもたちは表の部分(いわゆる収穫)にスポットを当てて活動をしてきました。
その理由は、「園芸に興味を持ってもらうため」です。
そのためにASTEPの指導員は、時間があれば長池に赴き、日の光を浴びることのない作業を頑張ってくれました!
そういった収穫の喜びには、地道な作業があることを子どもたちに体験してほしく思います。それは園芸活動だけではなく、社会全般でも言えることで通ずるものがあります。
地道な作業の積み重ねが、喜びに変わることを体感できるよう、活動を行っていきたいと思います!
さいごに
今週も有意義な時間となるよう療育の着眼を絞って、活動していきたいと思います。
さて、初めて公表する重要なお知らせがあります!
ASTEPは、”タグラグビー”を始めます!
ASTEPと繋がりのある事業所様、学校関係者様など、たくさんの方のご協力のおかげをもちまして、ついに実現することができます!
詳細については、近日ブログをアップしますので、またお知らせしますね!
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