こんにちわ!京都府向日市の放課後等デイサービスASTEP(アステップ)です!
キャリア療育のアジェンダ(プログラムの詳細)の目的は、ご家庭や療育施設での、”お子さまとの関わりにおけるヒント”となれば…との思いで情報発信しています。
お子さまのご成長を助長するための関わり方やマインドを少しでも知っていただき、ご家庭や療育に携わっている指導員さんの参考になれば幸いです。
放課後等デイサービスASTEPでは、療育を行うにあたり、以下のサイクルで効率的かつ効果的な療育を実践しています。
① 子どもの特性・傾向の理解
② 特性に応じたプログラムの立案
③ プログラムの実践
④ 一人ひとりへの評価・振り返り
ここで記載しているアジェンダは、あくまでも全体で捉えた目標や狙いを指針としてお示ししているものであり、それぞれのお子さまの個性や特性を踏まえて、到達目標を設定し、最適と判断したアプローチをもって支援を行います。
目次
週間予定表
9月3週(9月13日~18日)の予定表です。ご確認をお願い致します。
13日(月):公園あそび(ころがしドッジ)
ASTEPでは何回か実践したことのある取り組みですが、活動名にもある通り、普通のドッジボールではなく転がして当てるドッジボールです。
ボールを投げるのが苦手な子や、ボールへの恐怖心のある子にぴったりの、ちょっぴりスリリングな気分も味わえる、ドッチボールのアレンジバージョンです。
転がしドッジを行う狙いは”ルールの理解”です。
大きく二つ、守らなければいけないルールがあります。それは「転がすこと」「内野・外野」です。
公園に行く前に、全員で転がす腕の振りを実演しながら、投げるのではないことをインプットします。また、ホワイトボードを用いて、内野と外野を認識しながら、どうなったら(ボールに当たったら)外野へ行くのか、外野に行ってから内野に行くとき(ボールを当てたら)ということを、マグネットを使い、分かりやすく説明しながら概要の理解を促します。
ルールを理解して、転がしドッジの面白さや楽しさがわかると、遊びがまたグンと成長したり、新しいルールの提案できることにも繋がってきます。比較的簡単なルールなので是非ご家庭でも取り入れられて遊んでみてくださいね。
14日(火):製作&室内ゲーム(キッキングスナイパー)
VS嵐でお馴染みの”キッキングスナイパー”の得点作りにチャレンジします。空き缶やペットボトルを利用して作ります。製作自体は単純な作業なので、早々に終わらせてゲームを行います。
しかし、VS嵐のキッキングスナイパーと違うところは、”自分で得点を設置する”ことです。「どう置けば高得点を狙えるか?」「どの位置から蹴ればたくさん当てられるか?」というところを子どもたち自身で考えてもらいます。
ゲームの後は、比較的長時間の振り返りを行います。ワークシートはこちら↓
子どもたちの特性や学齢に応じた振り返りのためのワークシートを用意しています。
どんな置き方をして結果どうだったか?キッキングスナイパーを楽しく運動するにはどんなことができるようになりたいか?もっとゲームをおもしろくするためにはどうしたらいいか?
ゲーム以外の事柄に対しても「どのようにすれば上手くいく」という思考ができるようになるために、振り返りを重点的に行い、思考を深めていきたいと思います。
9月22日(水)についてもキッキングスナイパーを実施予定です!
15日(水):運動療育(レーザーゲーム)
運動療育として、ASTEPが命名した、レーザーゲームを行います。
(※ビニールテープの障がいがレーザーのように見えることからレーザーゲームと命名しました。)
療育訓練室のいたる所に壁から壁へとビニールテープを貼り付けて障害物を作ります。
スタートをして、その障害物(レーザー)に当たらないよう、目で障害物を認識し、頭を使って全身をくねくねと上手にコントロールしながらゴールを目指します。もちろんビニールテープに当たり剥がれてしまってもアウトです。
本活動のねらいはこちらです↓
楽しみながらのバランス感覚・体幹を使うこと
目で見て頭で考え身体を動かす(協応動作の向上)
脱出ゲームのような感覚で、タイムを計測したり、制限時間を設けながら、競い合って盛り上がっていきたいと思います。
16日(木):9月のお誕生日会
子どもたちにとって、お誕生日が特別なイベントであることは明確ですが、ASTEPで誕生日会には、療育的ねらいがあります。
【誕生月の子どもは、お祝いされる喜びを知る】
みんなにお祝いしてもらってうれしかったという感情が、子どもの心を豊かにする。
【誕生月以外の子どもは、お祝いする楽しさを知る】
自分がしてもらって嬉しかったことを、お友達にしてあげることで、献身的な心を育む。
【行事や集会という場に慣れる】
ASTEPは、ある意味では、集団で過ごすことを学ぶための場所で、今後の人生の基礎を学ぶ場所です。
日本は行事が多く(入・卒業式や冠婚葬祭など)落ち着いた心で臨めるようにする。
これらの目的を達成できるような構成や出し物、プレゼントを考えて、全員が設定した目標を達成できるよう、そして心から楽しめるようなプログラムを計画していきますね!
17日(金):室内あそび(ジェスチャーゲーム)
この日はジェスチャーゲームを行います。ルールの概要はこちら↓
ジェスチャーゲームのねらいは、言葉だけではなく身体全体を使いめいっぱいの感情や自分らしさを表現することをねらいとして実践します。
これには大きく2つ効果が期待できます。
1つ目は「表現力」、どうやったら相手に伝えられるんだろう…と、一生懸命考えながらゲームを行います。脳をフル回転させるため脳トレに最適なあそびです。
2つ目は、「恥ずかしさを失くすこと」、基本的に人間というのは、人前で表現するのは恥ずかしいと思うものです。恥ずかしいというのは、自己保身(自分がどう見られるか、悪く見られないか)の延長上なんです。
自分を表現するのは、訓練しなければ恥ずかしいいままです。
終わりの会で、まだまだ自分の意見が言えなかったり、みんなで遊んでいる時は活発な子も、みんなの前に立って司会となるともじもじしたりする子がいます。
そんな子に対し「度胸」を身につけるための活動でもあります。
2つのねらいをもって最適なアプローチを行い効果を求めていきたいと思います。
18日(土):9月のイベント:栗拾い体験
前回の梅狩り体験に続き、イベントを開催します!
すでに保護者様にはご連絡をしております。奮ってご参加をお待ちしております。
内容については、城陽市長池に所在するASTEP農園にて、栗の収穫を行います。その後、現地で所要の加工を施してASTEPへ持ち帰ります。(加工には力のいる作業となるため、指導員同伴で十分安全に配慮をします)
ASTEPに帰ってからは、おやつとして焼き栗、茹で栗などの調理を行い、新鮮な栗をみんなで味わいたいと思います!
ひと昔は公園に栗の木がなっていて拾ったりしていましたが、今ではそのような体験ができる機会がめっぽう減少したように思います。
収穫から加工、そして調理して実食するまでの一連の流れを経験するとともに、自然体験も兼ねた貴重な経験ができるイベントとなっております。
さいごに
先週の療育のアジェンダでもお伝えしてましたが、来月10月にモニタリングを行います。一部の保護者さんについては6月に行いましたが、10月のモニタリングは全保護者さんを対象として実施をさせていただきます。
お忙しいとは存じますが、ご対応のほど宜しくお願い致します。
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