こんにちは!京都府向日市の放課後等デイサービスASTEP(アステップ)です!
キャリア療育のアジェンダ(プログラムの詳細)の目的は、ご家庭や療育施設での、”お子さまとの関わりにおけるヒント”となれば…との思いを持って情報発信しています。
お子さまのご成長を助長するための関わり方やマインドを少しでも知っていただき、ご家庭や療育に携わっている指導員さんの参考になれば幸いです。
放課後等デイサービスASTEPでは、療育を行うにあたり、以下のサイクルで効率的かつ効果的な療育を実践しています。
ここで記載しているアジェンダは、あくまでも全体で捉えた目標や狙いを指針としてお示ししているものであり、それぞれのお子さまの個性や特性を踏まえて、到達目標を設定し、最適と判断したアプローチをもって支援を行ってまいります。
目次
週間予定表
11月3週(15日~20日)の予定表です。ご確認をお願い致します。
今週は、製作活動(勤労感謝の日へ向けてのポップアップカード作り、LSTで書いた紙を飾る額縁づくり)が中心の週になっています。完成へ向けて取り組んでいきます!
15日(月)LST(マイプロフィール)・製作活動
先週に引き続きLST(マイプロフィール)を行い、作成したプロフィールを飾る額縁づくりを行います。
※すでに終わっている子については、引き続き勤労感謝の日へ向けたポップアップカードの作成を行います。
以下、取り組みの内容になります。
LST(マイプロフィール)
取り組みの目的は、「自分のよいところや得意なことを考え、知ること」です!詳しく説明します!
今回のLSTは、自分に自信が持てない子どもに有効的な取り組みです。また、自信を持っている子でも具体的に「何に自信があるのか?」を確認できる取り組みで、自己認識・自己肯定感アップを期待したプログラムです。
子どもたちは、あらかじめ用意したマイプロフィールに記入していきます。以下、使用するワークシートです。
マイプロフィールには、氏名・誕生日・年齢・星座・家族などの項目があり、最後には、自分のよいところ・自分の得意なことの記入欄があります。
自分のよいところ、自分の得意なことが書きにくい時は、友達や家族、指導員によく言われる言葉を思い出すように促します。また、絵に描いたり、キャラクターを貼ったりするのもオリジナル性が出て良いかもしれないですね!
その内容を見て、指導員は「絶対的な共感」を行い、子どもを「認める」アプローチを行います。
自分のよいところ・得意なことを書き出すことができたら、その中から1~3つを自己選択してもらい、用意している紙に大きく丁寧に書いていきます。
紙に書けたら月曜日に製作した額縁にはめ込んで、ASTEPのよく見える場所に掲示します!常に見ることができるように、書いた紙を縮小して、筆箱の裏など子どもの目に入るところに貼っても良いかもしれませんね!
集団活動中に自信がなくなったり尻込みする様子が見られる時に、掲示をした自分のよいところを見てチャレンジすることを促したり、終わりの会で、指導員と一緒に自分のよいところや得意なことを、子どもに読み上げてもらうことを考えています。
冒頭にもお伝えしましたが「自分のよいところや得意なことを考え、知ること」で”行動の調整”を促すことができます。
自信がないからやらない…ではなく、自信を持ってやってみよう!という思考を促すことがねらいです。
ホームページでもお伝えしていますが、ASTEPの理念で「好奇心の強さ」が重要だとお伝えしています。その最初のステップが「自信」を持つことなんです。
自分に自信を持つアプローチを日々行い、好奇心をくすぐっていきたいと思います。
製作活動(額縁づくり)
この日は額縁の製作を行います。何のために額縁を作るのかといいますと、9日(火)のLSTでの取り組みで「自分の良いところ・得意なこと」を書いてもらいます。
書いてもらった紙を掲示するための額縁を作っていきます。
材料は段ボールです!カッターナイフを使ってくり抜いたり、糊付けしたり、A4の長さを計測しながら製作を進めていくので、ある程度の”緻密さ”を求めながら丁寧に行っていきたいと思います。
製作活動(勤労感謝の日へ向けたポップアップカード)
製作を通して、子どもたちが身近な人(今回は親御さん)に対して感謝の気持ちを持ったり、働くことへの理解を深めたりするきっかけとなれるような製作活動を行っていきたいと思います。
私自身、勤労感謝の日は、「いつも働いてくれているお父さんお母さんありがとう!」というぐらいの知識しか持っていませんでした。
興味を持って調べてみると、勤労感謝の日は、天皇家の伝統行事がはじまりと言われていて、「働くことや働く人々に感謝し、労働によって生産されるものを祝う」といった意味があることを初めて知りました。
話は脱線しましたが、勤労感謝の製作では”ポップアップカード”を作っていきます。
テーマは子どもたちに決めてもらいます。子どもたちの想いを形にし披露できるよう一緒に作り上げていきたいと思います!
※子どもたち全員が勤労感謝の日に間に合うよう作業を進めていくため、療育活動の合間を縫って完成を目指します!
16日(火)集中的な個別療育
ASTEPでは、それぞれの子どもたちが「集団」意識しながら、様々な遊びや活動を通じ、社会性を育む素地を身につけ、コミュニケーションの術を学ぶための絶好の機会となる集団療育を中心とした活動を行ってきました。
その方針は今後も変わりません!
集団に身を置き、他児に揉まれ、成功体験や失敗体験、嬉しい気持ちの共有、悔しくて涙する時にそばにいてくれる友達の温もり…リアルな感情や支え合って初めて生まれる絆は、机上の空論ではありませんが、個別の療育では体験することができません。
子どもたちの成長力を効果的に促すために、お友達との関わりというのは必要不可欠である…そのように考えております。
しかしながら、入れ替わり立ち替わりに変化する集団において、自分の居場所を見つけ、価値を見出すために、”個のレベルアップ”というのは大きな武器となり得ます。
そしてこの日は、一人ひとりに「今必要なこと」を評価し、課題設定を行い実践します。
「仕事において必要な技術」「感情のコントロールと具体的なコツ」「創造性を育むあそび」「生活に密着した能力の向上」
子どもによってカテゴリーや内容も全て違います。集中的に個別療育を行い、個のレベルアップを目指し取り組んでいきます!
頑張ればクリアできる課題を見極めて実践することで成功体験を積み、その満足感を味わい、次に繋げていきたいと思います。
17日(水)ペットボトルダーツ・製作活動
取り組みのねらいは『一点への集中力』です!記録を更新を狙っていきます!
早帰り組の前半はペットボトルダーツです!遊びのイメージはこんなイメージです!
目で見る力や指先の巧緻性、それらを連動をしてペットボトルの中にスポっと入れば成功!というゲームです。
遊び方として、割りばしを落とす高さを競ったり、時間内に何本入るか競っていきます!
冒頭でもお伝えした通り、”高い集中力”が求められます。どれぐらいの時間をどれくらいの集中力で取り組めたのか等、評価をしていきます。
※その後、製作活動(勤労感謝の日へ向けたポップアップカード・額縁づくり)を行っていきます。
18日(木)LST(マイプロフィール)・製作活動
※15日(月)の活動と同様の形式で活動を進めていきます。
19日(金)リトミック(じゃんけん列車)
”リズム感”を養いながら”ルールの理解”を促していきます♪
いつも行っているリトミックですが、”聞くことの重要性”を、間接的に取り入れた活動として音楽活動(リトミック)は非常に有効です。
また、耳で聞いて、目と手、手と足を使った動作(協応動作)をしますので、危険回避能力を鍛えることも期待できます。
そんなリトミックを更にバージョンアップさせた活動として、リトミックを行いながら『じゃんけん列車』を行っていきます。
音楽が流れている間は電車になりきってリズムを取りながら駆け回り、音楽が止むと同時に、お友達を見つけてジャンケンをします。負けた子は勝った子の後ろに付き、それを繰り返していきます。
オンオフの場面切り替えができるかも重要になってきます。何より音楽を楽しみながら活動を行っていきます♪
20日(土)スポーツ活動(タグラグビー)
この日は、小栗栖宮山小学校(伏見区)で練習します。時間は10時~12時までを予定しています。午後から予定があるから…というご家庭についても練習だけ参加でも大丈夫です☺
多くのお子さまのご参加をお待ちしておりますので、お気軽にご連絡くださいね!
午後からは、製作活動(勤労感謝の日へ向けたポップアップカード・額縁づくり)を行っていきます。
さいごに
冬休みが近づいてまいりました!
夏休みと同様に、冬休みについても活動スケジュールを事前にお伝えをさせていただきます!
11月下旬に、個別に活動スケジュールと冬休みの利用希望表をお渡しさせていただきます。
決まっている事項としては、クリスマス会を12月11日(土)を開催します。3事業所合同で大きな施設を貸し切っての開催を予定しております。
クリスマス会は内容ぎっしりで楽しめる内容を計画立案中です!
是非、多くのお子さまのご参加をお待ちしております。
(※ご家族様のご参加も検討をしておりましたが、コロナ禍であることを鑑み、今年はお子さまのみの参加となります。ご理解のほど宜しくお願い致します。)
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