どんなお子さんにもASTEP(集団療育)をおすすめする理由

どんなお子さんでもASTEP(集団療育)をおすすめする理由 :(放課後等デイサービスASTEP・ASTEP長岡京・ASTEP LABO)

ASTEP LABOのエントリーを開始しました!

11月7日から受付を開始し、続々とお問い合わせいただく中で、「ぜひASTEPでお願いします!」と、ご利用決定のご家庭も増えてまいりました。

ということでですね、今回はASTEPの特徴【集団療育】について、また、ASTEPの集団療育についてお伝えしていければと思います。

今の時代の発達支援の中には、お子さん一人ひとりの特性や課題に合わせたさまざまな療育の選択肢があります。

その中でも、ASTEPの集団療育は、課題の大きいお子さんでも(でこそ!)多くの面で成長が期待できます。

この記事では、どうして課題の大きいお子さんにも集団療育(ASTEP)をおすすめするのか、その理由についてお話ししていきますね。

はじめに

まずはじめに、強く伝えたいことがあります(ちょっと言葉が強く感じられるかもしれませんが…)

世の中には強者と弱者がいます。これは私自身をもって感じている現実です。異なる年齢、異なるキャリア、異なる課題のある者同士で力関係が生まれてくる、これも残酷ですが現実です。

そうした時に、自分の気持ちや役割というものを自覚すること、この意識はこれからの社会を生き抜く上ですごく大事なことだと考えます!

ですので、いわゆる力の強い子は、力の弱い子への配慮や共感、援助や利他の気持ちを経験できたり、逆に力の弱い子はヘルプが出せたり、援助やヘルプを受けた時の感謝の気持ちを感じ知ることができたり…

書ききれないほどたくさんありますが、よく聞く言葉で【みんな違ってみんないい!】という言葉の真意はそういうことだと解釈しています。

そして、ASTEPの療育で一番焦点にしている部分は【人間力の成長】だということをご理解いただければ幸いです。

持って生まれたもの(先天的要素)を定数とすると、身を置く環境や日々の努力(後天的要素)は変数です。

私たちでも定数はなかなか変えることができません(私だってそうです)ただ、変数の部分については変えていくことができます(私自身がそうでした)

今まさにASTEPに来ているお子さんや親御さんは、変数の部分を変えようと、成長に繋げようと来られているのです。障がいや特性を定数とするなら、その向き合い方や対処をするというのは自己の努力によるものなので、変数となります。

そんな子どもたちに刺激を受ける毎日、私とはまた違う発想を持ち、色んな個性を持った子どもたちに囲まれているからこそ、毎日が自己記録更新!の状態をキープできている実感を持っています。

…では本題にまいりましょう!

個別療育のメリットと限界

課題の大きいお子さんの親御さんの中には、集団活動についていけないのではないかという不安を抱える方も多くいらっしゃいます

そのため、同じような課題のある事業所さんを選択したり、個別療育を選ぶケースも少なくありません。特に、個別療育は、お子さん一人ひとりの特性に寄り添った対応が可能であり、その点では非常に有効です。

例えば、特定のスキルや能力を個別に強化することができ、周囲の影響を受けにくい環境で自己ペースでの成長が促されます。

一方で、個別療育には限界もあります。人間は社会的な存在であり、他者との関わり合いから学ぶことが非常に多いのです。

特に、学校や将来の社会生活を見据えた場合、他者と協力したり、集団の中での自己の役割を認識する経験が欠かせません。この点において、集団療育、特にASTEPのような集団活動には個別療育にはない大きなメリットがあります。

ASTEPの集団療育の強み

ASTEPでは、特性や課題の多さに関わらず、すべてのお子さんが自分に合った「できること」の範囲で活動を行っていけるよう配慮しています。

ASTEPは、さまざまな活動を遊びという手段で提供し、楽しめる工夫を散りばめながら学べるよう工夫しています。

例えば、課題が少ないお子さんができることと、課題が多いお子さんができること、それぞれの役割が設定され、無理のない範囲で活動が進められます。

その役割はお子さん自身の能力を考慮した上で、【できることの範囲で】を基本とし、ご成長に応じて少し上の目標にチャレンジできるように設計しています。

この【少し上を狙う】仕組みによって、お子さんは無理なくステップアップしていくことができますし、こうした活動の中で、特に大きな影響を与えるのは、集団で活動する仲間の存在です。

仲間との関わりが成長を倍加させる

私たち大人でも、周囲の人々との関わり合いが成長を促す要因になることは多々あります。それは子どもたちにとっても同じです。

支援学校では、同じくらいの能力の子たちが小集団のクラスとして編成されますが、ASTEPを利用する子たちは、年齢も違えば能力も違い学級も違います。

同じような特性や課題を持つ仲間だけではなく、さまざまな特性や課題を抱えた子どもたちが集まり、互いに刺激し合い、励まし合いながら活動を進めていくところが大きな特徴です。事実として「学校とは違う仲間との体験を望んでいます」という保護者さんも多くいらっしゃいます。

ここで重要なのは、友達や支援員との「掛け合い」が、目に見えない成長を引き起こすことです。

他者との関わりが自己理解を深める

ASTEPの集団療育では、他者との関わりを通じて自分自身を見つめ直す機会も設けています。

お子さんは、仲間と一緒に活動する中で自分の立ち位置を認識し、自分の得意なことや苦手なことを少しずつ理解していきます。

例えば、友達が何かに取り組む姿を見て、それに感化されて挑戦してみるといった経験は、個別療育では得られないものですよね。

また、他者と協力することで、自然と社会性の学びのきっかけになり、理解をしていきます。

自分だけではなく、他人の意見や行動にも耳を傾けることで、コミュニケーションの楽しさを知れたり、自分の役割や将来像について考えるきっかけが生まれます。

こうした経験は、お子さんの成長において非常に貴重なものだと感じているところです。

集団への意識づけの重要性

もちろん、ASTEPでも個別療育は行っています。(土曜日の1時間枠でOT等の個別療育を実施したり、集団活動時にも個別でコーディネートしたりしています)

ただし、個別対応の中でも、集団への意識を持たせる工夫がされています。

例えば、個別の課題に取り組んでいるお子さんに対しても、活動の状況が見える場所で個別活動を行ったり、一部分だけ(できること)参加を提案してみたり、などなど、集団での活動に少しずつ参加する機会を設け、他のお子さんとの交流を促しています。

そうすることで、お子さんは自然と他者に目を向け、集団の中での自分の役割や居場所を見つけることができるようになった事例も多くあります。

親御さんの中には、「うちの子は特性が強いから集団活動は無理」と考える方もいますが、実際には集団の中でこそ得られる成長の機会が多く存在します。

ASTEPは、こうした集団の力を最大限に活用し、それぞれのお子さんに幅広い成長のチャンスを提供しています。

さいごに

課題の大きいお子さんにこそASTEPをおすすめしたいです。

土曜日の個別療育の強みを生かしながら、徐々に集団への意識を醸成、集団活動の場を活用することで、子どもたちはより多くの成長機会を得ることができます。

その機会を利用して、他者との関わりから学び、自分の立ち位置や将来を見据える経験を積み重ねることができれば、必ず成長に繋がります。

親御さんが抱える不安も理解できます。ただ、ASTEPはその不安を乗り越えるサポートを行う場所でもあります。多くの方々に広く知っていただけると幸いです◎

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どうも!ASTEPホームページ管理人です! 京都の乙訓圏域で放デイを運営しながら、積極的に現場に入って福祉の現状の改善に奔走しています。 InstagramやX(旧Twitter)ゆる~く更新してます★ どうぞご覧あれ~◎

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