伝わる支援とは?自閉症のお子さんにわかりやすく伝えるための工夫

伝わる支援とは?自閉症のお子さんにわかりやすく伝えるための工夫(放課後等デイサービスASTEP・ASTEP長岡京)

こんにちは!こんばんは!

今日は2024年大晦日!今年も走り続けることができました(幸せ)今年最後のポストになりますが、来年も積極的に情報発信していきたいと思います!

さて、過去にX(旧Twitter)で、このようなポストをしましたが、もう少し具体的に伝えたいなぁ~と思いますので、自閉症のお子さんとのコミュニケーションを円滑に進めるためのポイントを解説します。

あいまいな表現を避け、具体的な指示を心掛けることがいかに重要か、日常の支援の中でどのように実践できるかを一緒に考えてみましょう。

「ちょっとここで待ってて」の落とし穴

「ちょっと」という言葉は、支援者が考える時間と本人の捉え方に大きな違いがあるんです。

支援者が「ちょっと」を5分と考えていても、本人は1分と感じるかもしれません。その結果、支援者が思っていたよりも早く不安になり、動き始めてしまうことがあります。

ですから「ちょっと」ではなく具体的に「3分」や「時計の針が2のところまで」などの具体的な時間を示すことを癖付けていきたいところですね。

また、「ここ」という言葉も同様にあいまいです。支援者が思う「ここ」は、今いる場所を指すことが多いですが、利用者の方にとっての「ここ」がどこを指すのかは人それぞれです。

例えば、支援者が「ここで待ってて」と言って切符を買いに行ったとき、支援者は本人がその場に留まることを期待しますが、本人が「ここ」を広い駅構内全体だと考えてしまうと、歩き始める可能性も考えられますよね。

「ここ」ではなく「この場所」や「○○色のタイルの上」など、具体的な指示を与える必要があります。

そして「待つ」という行為は、私たちにとっては「その場にいること」を指しますが、自閉症のお子さんには非常に分かりにくい概念です。

そこで、何をするべきかを具体的に指示することが重要になってきます。

例えば「○○色のタイルの上に立っている」「この柱に触っている」など、具体的な行動を指示することで理解しやすくなります。

数量や時間も具体的に伝える

数量や時間を含む会話でも、あいまいさを避けることが大切ですね。

「ケーキを10個くらい買ってきて」という指示は、自閉症の方にとっては分かりにくい表現です。

ですので「10個」と正確に伝えることで、理解がスムーズになります。また、「少し待ってて」という表現ではなく、「10分間待ってて」など、具体的な時間を示すことがポイントで、こうした工夫をするだけで、コミュニケーションの質が向上しますし、幅も広がったりします。

具体的に伝えるということ

具体的に伝えるとは、あなたの頭の中にあるイメージや思いを、相手に分かりやすい言葉で伝えることです。

私たちは普段「あれ」「これ」「ちょっと」など、あいまいな言葉を使いがちです。これは、自閉症の方にはこのような言葉は非常に分かりにくいものです。

例えば、「あれを取って」と言っても、自閉症の方には何を取るのか分からない場合が多いです。そういう時は、具体的に「赤いペンを取って」など色や形、場所を加えて説明することで、より伝わりやすくなります。

また、言葉だけで伝えることが難しい時には、視覚的なサポートを利用するのも有効ですね。

写真や絵、動画を使うことで、より具体的なイメージを相手に伝えることができます。最後に伝わっているかを確認することも癖付けていきましょう!

さいごに

自閉症のお子さんとのコミュニケーションでは、具体的な言葉や視覚的なサポートを活用することが大切ですし、関わりにも取り入れています。

あいまいな表現を避け、相手に伝わるような具体的な指示を心掛けることで、ぐっと過ごしやすくなると思いますので、是非これらのポイントを参考にしてもらって、日常の支援に取り入れてみてください!

ASTEP(アステップ)への
お問い合わせはこちら

どうも!ASTEPホームページ管理人です! 京都の乙訓圏域で放デイを運営しながら、積極的に現場に入って福祉の現状の改善に奔走しています。 InstagramやX(旧Twitter)ゆる~く更新してます★ どうぞご覧あれ~◎

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


PAGE TOP