今日はですね【支援の多様性】について!
ASTEPでもどこまで統一・統制して関わりを進めるか、という話はよく出ています。関わりの方向性、これは全員一致させるべきですが、その関わりの手法手段はたくさんあっていい!そう思っています。
【支援の多様性】考えることを綴っていきたいと思います。
支援の多様性が生む力
障がいのある子どもの支援施設では、支援の質を高めていこうとするときに「同じ支援ができなければ困る」ということがあるかもしれません。
でも、支援は全員が同じである必要がありますか?
支援の現場で全く同じ動きや言葉を使うことは難しいですし、言ってみればまぁ不自然です。人は日々の状態や環境によって変わるものですし、支援もその時々に応じて柔軟に対応するべきだと思っています。
私も経験がありますが、支援が全く同じであることにこだわると、良くない結果を招くことがあります。
全員で統一化された支援方法が必ずしも正しいとは限りません。むしろ、様々な支援方法を試して比較することで利用者にとって最も効果的な支援が見つかることが多いんですよね。
Aという支援とBという支援を行うことで、その違いや効果を比較し、より良い支援方法を見つけ出すことができます。
また、支援が統一されていない環境は利用者にとって有益なことも多いです。
自立を目指す際、周りの人々がいつも同じ支援をしてくれるとは限りません。異なる支援方法に触れることで、利用者は様々な状況に適応する能力を身につけることができたりします。異なる支援方法でも同じ効果が得られるなら、それは新たな支援の可能性を広げるチャンスでもありますしね。
利用者だけではなく支援者側にも有益なことがあります。
支援者間で異なる方法を試みることは、支援の質を向上させる鍵だと捉えています。ある支援方法が不足している場合、利用者自身がその不足部分を補い、自己成長することもありますし、支援がいつも同じでないことから生まれる発見や成長の機会も大切にしたいものです。
「同じ支援ができなければ困る」という背景には、自分の支援が正しいと思い込んでいるケースが多いかもしれません。
隣の支援者が自分と違う支援をしていることに対して、自身の支援の論理を正解だと思い込み、不快感を抱くなんてこともあるのではないでしょうか。でも、異なる支援方法に対して否定的な感情を持つのではなく、その違いを学びの機会と捉えることが大事なんじゃないですか!
支援の現場では、方法の統一よりも考え方の共有が大事です。
障がいをどのように捉え、どこに困り感があるのかを共通理解すること。支援方法は人それぞれ異なっても良いんです。その結果として、支援の方法が確立されていくこともありますから。
支援者が新しい支援方法を提案し、試みることができる環境を整え、方向性を共有しながらより良い支援を目指していきたいと思います◎それが、利用者にとっても支援者にとっても最良の結果をもたらすのだと信じてます。