子どもの「自律性」を促すため、すぐに実践できるたったひとつのコトとは?

京都府向日市の放課後等デイサービスASTEP  自律性を促すためにたったひとつすぐにできること

お疲れさまです。

今日のブログのテーマは、子どもの「自律性」について!

放課後等デイサービスASTEPのメディアでご紹介した「自律神経の重要性」とはまた異なった視点からお伝えしたいと思います。

たったひとつ!すぐに取り組めるあるコトをお伝えしたいと思います。

なぜ私がこの記事を書いているのかというと…いきさつはこうです。

子どもを寝かしつかせ、旦那さんと晩酌しているときに、我が子の「自律性を伸ばしたいんだよね」とほろ酔いで話していました。

旦那さんは福祉系の大学を卒業しており、それなりの課程を修めているようで、ある種の専門家なんですよね。

「自立性」についてはある程度理解しているつもりでしたが、「自律性」については何のことやら…

食い気味で旦那さんに教えてもらいながら、ここで紹介したいと思います。

自立性と自律性との違いは?

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自立性

他者の支援なしに自分の力で物事を行うこと。または、それが行える程度。
(出典:weblio辞書「自立性」)
自律性

自律した性質のこと、それ自身だけで調整したりコントロールしたりすることができるような性質や傾向のこと。
(出典:weblio辞書「自律性」)

分かりやすく解釈をすると…

自立性とは、他に頼らず独り立ちすること!

  • 親などの他の人やものに頼ることなく、独り立ちしていること。
  • 他者に頼ることなく、物事を行えること。
  • 他の人に依存することなく、自分で考えて選択や行動ができる。
自律性とは、定めたルールに従って行動すること!

  • 自分で考えて自身をコントロールできること。
  • 自分の意志を持ち、自ら定めたルールに従って行動すること。
  • 自身で調整を行ったり問題を解決したりすること。

こう見ると違いは明らかですよね。

私を含めた放課後等デイサービスASTEP自身も、自立と自律の違いをもう一度見つめなおす必要があることに気付かされました。

自律性にまつわる実体験

私は、過去6年間、放課後等デイサービスで指導員として勤務しておりました。

その6年間で様々な特性をもつ多くの子どもと時を過ごしてきました。

そこで気付いたことがあります。それは…

”自分の子に関心のある親の子どもは、それとなくイキイキしていて、どこか大人を思わせるような雰囲気を持っている”

ということです。

アンケートやモニタリングでどういう方針で子どもと向き合っているかを確認すると、やはり親の想いが詰まった子育てをしているんですよね!

誰かにさせられるのではなく、自分の意思で行動する力が、これからの時代に必須といっても過言ではないと思っています。

そして「自律性」を育むこと、これはまさに放課後等デイサービスASTEPの療育の目的そのものだと言えます。

自律性を育むたったひとつのコト

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Q.子どもの自律性を育むには何をしたらいいの?
A.なぜ?を発する子どもの意見を尊重すること!

いたってシンプルかつ簡単なことです!

子どもの頃、これなあに?なぜ?なんでなの?といって親や先生に質問していたと思います!

最初のうちはしっかり答えてくれたのに、質問が深くなるに連れて嫌な顔をされると…

質問ばっかりするのはあまりよくないことなんだ。と子どもは思ってしまいます。

そうすると、子どもは訳も分からず「そういうもの」として物事を捉え、疑問を持つことを遠慮し、詰まるところ探求心、好奇心を抑え込んでしまうことになります。

質問をして問題を追求していくのは、結果として子どもの自律性を成長させるのにとても大切なことです。

  • なんで朝起きないといけないの?
  • なんでご飯を食べないといけないの?
  • なんで学校に行かなくちゃいけないの?
  • なんで夜は寝ないといけないの?

このような質問に対して、”大人”な言葉はいりません。

特に学齢が低い子どもに、専門的で科学的なうんちくは理解できないからです。

でも、子どもにあまりに追求されたらグーグルに聞いて答えてあげてください(笑)

大事なコトは、子どもと一緒に考えて、しっかりと話し合うことが子どもの”なぜ?”を問い続けること!

そういった習慣をつくっていくことがすごくすごく重要です!

なぜ?という疑問が大事な理由

「なぜ?」という疑問は、繋がれば繋がるほど、本質的な問題の答えが知れる!
「自律」の本質的な部分とは、自分の行動への理由付け!

子どもが抱いた疑問に対し、親や先生は寄り添いながらしっかりと向き合い、子ども自身が納得したとき、その行動はその子自身が理由づけした「自律的な行動」になります。

何で「自律」が必要?

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自分が納得して行動できているか、自分自身が把握しておく必要があるから!
  • 友達がしているから…
  • しないといけないことみたいだから…
  • 親や先生が言うから…

のような思考の過程ではなく

  • 勉強をしに学校に行く!
  • 友達が困っているから助ける!
  • 悪いことをしたから謝る<!/li>
  • 健康でいるためにご飯をしっかり食べる!

これらを親や先生、周りの人間からの強制ではなく、自律的に多くの子どもたちが行動できるようになれば、もっと良くなると思います。

ポイントはやはり「なぜ?」を解決する、一緒に解決することにあるんですよね!

今後の療育で必要なコトは?

覚えた知識を発揮することではなく、覚えた知識をどのように活かし、どのように組み合わせていくかが大事!

もっとも、教育の現場で行われている学校の勉強(知識)は必要です。

しかし、療育の現場で必要となってくるのは、知識を生かして”生きる力”を身につけること!

学校で得た知識を、もっと効果的に”生きる力”に繋げたい。

放課後等デイサービスASTEPは、知識の詰め込みで消耗する時間を、もっと子どもたちが学びたいことを尊重した個々の課題設定、そして「自律性」を育むための環境をつくっていきたいです。

今後の療育はとてもデリケートになっていくだろうと予想しています。

放課後等デイサービス事業所の数も数年前に比べて急増した昨今、思考過程の浅い事業所はすでに淘汰されてきていますから…

まとめ

京都府向日市の放課後等デイサービスASTEP  まとめ

自分には何ができるのか”を明確にしていく必要がある!

AIも急速に発達してきて、すでに人間の知識を圧倒しています!

重要なのは「知識」よりも「応用力」

障がいを持つ子どもは、他の子どもに比べて成長がゆっくりなだけで、決してできないことではありません!

そのために必要なコトのひとつとして、自分の行動にきちんと理由づけができる「自律」を身につけることだと思っています。

放課後等デイサービスの利用を検討されている保護者は、そういった視点のある事業所を選んであげてください!

以下にリンクを貼りました!この記事を読んでいただければ、子どもにとっての放課後活動の重要性が分かると思います!

[blogcard url=”https://www.astep-kyoto.com/houkago-1756″]

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