新学期が始まりASTEPには毎日多くのお子さまが通所するようになりました!
賑やかになって嬉しい反面、反省すべき点も多くありました。
今週の療育の振り返りと活動を1つピックアップして振り返りをしてみようと思います。
目次
子どもの様子や特性の情報共有
公園遊びの様子
ものすごく大事にしている時間です!
ASTEPのメンバーは平日はAM10時30分に出勤します。
出勤するとまず初めに清掃を行いますが、そのあとすぐに昨日の振り返りと今日のミッションを話し合います。
そこで共有される情報から現状の子どもの課題や接し方が浮き彫りとなってくることが多々あります。
その情報を毎日記録し、現状の中から「目標を見出し評価をする」ことを基本として、全員で話し合い全員が同じスタンスで療育を行える体制をとっています。
療育に係る目標と評価の関係性
ASTEPには子どもの様子をじっと見つめ、特性等を分析できる能力に長けた職員がいます。(また紹介します!)
もちろん私も全体を見渡し、活動を通して様々な情報を収集しています。
本来、児童発達支援管理責任者である私の仕事ですが、職員の力も借りながら、違った視点や意見を取り入れながら療育の向上に生かしています。
本当に職員には助けられています…☺
課題としては、MTGが長くなりすぎて、「やばい!もうお迎えの時間だー!」となることがしばしば…
長いときで2時間を超えることもありました。
子どもごと時間を区切って、効率的にMTGを行いたいと思います。
リアルタイムの配信
保護者にお送りしている事業所の携帯電話
お子さまの「リアル」な姿を活動の内容と様子を添え、「見える化」の施策として、保護者へお伝えしました。
保護者から「安心しました」や「創作の出来上がりを楽しみにしています」などたくさんのお声をいただけました!
お子さまと保護者の架け橋となり、時間や場所を問わず、今の様子を把握してもらえるので安心ですよね!
ただ、その一方、1名が撮影や配信をする手がとられ、子どもとの関わりが少なくなってしまったり、撮影をすることで子どもの集中力を遮ってしまったり…
今後は、撮影のタイミングや、配信の頻度などを考慮していこうと思います。
主体は職員や保護者ではなく「子ども」ですから!
15日(木)集団療育:創作
創作(こいのぼり作り)の様子
作業学習の一環で、「こいのぼり作り」季節の創作をしました。
創作を開始しようとすると、1人の子どもが「僕はしないよ」と言って、部屋の隅に行ってしましました。
普段は明るく、おしゃべりも上手な子なんですが、今日は気分が乗らないのでしょうか…
私は、その子どもに対し「今の気持ちを否定せず共感してあげて」と指示を出し、その子に1名配置しました。
みんなで、その子の興味を惹くために聞こえるように場を盛り上げました。
一方、その職員はその子どもの気持ちを肯定しながら、機転を利かせ別のプログラムを開始します。
しかし、創作組の楽しそうな雰囲気が気になるようです。
いいタイミングで職員が「〇〇くんもやってみる?少しだけチャレンジしてみようか?」と声をかけると
「じゃあ少しだけね!」と言い創作組の輪の中に入ってきてきれました!
その後、〇〇くんは、創作をやり通すことができました!
このような場合、「なんでこれをしないの。これをしなきゃダメ」などの否定的な言葉や強制することは絶対NGです!
自尊心や挑戦意欲の刺激したり選択肢を提示したり、子どものやる気スイッチは、ほとんどが「共感や肯定」にあります。
こいのぼり作りの工程で、できないことがあった場合「これは難しいからまだちょっと無理かな」と言い、挑戦意欲を刺激すると、俄然張り切る子もいました。
また、「どっちが上手にできるか競争ね!」というと、丁寧に書いたりする子もいて、効果抜群でした。
課題としては、創作は上手にできましたができた途端、遊びだす子どももいたり…
物事の流れ(準備→活動→片付け)は、どんな場面でも必要になってくるので、根気よく定着させていこうと思います。
今週のまとめ
今週は、おやつ作りから始まり、集団での公園遊び、製作(スライム・こいのぼり作り)をしました。
ASTEPの特性として学齢が低い(新1年生が多数)お子さまが多いことから、まずは製作をすることよりも、人の話を聞く態度から始めようと思います。
話の理解ではなく、聞く態度から入り、話を少しずつ理解することから身につけていってもらおうと思います。
この1年で、終わりの会を形にしたいという目標があります。
子ども主導の終わりの会を形作るために、試行錯誤しながら工夫を凝らしてアプローチしていきたいですね。
来週も引き続き製作(こいのぼり作りの続き)、粘土や園芸活動を予定しています。
お知らせに週間予定のリンクを貼っていますのでご覧くださいませ(‘ω’)ノ