信頼関係がないから、支援がうまくいかない
そもそも信頼関係が必要?
というところから問いを立てると、断然あった方がいい!
けど無くても支援はできるんじゃないかなと
そもそも信頼関係を欲しているのは僕たちサイドなわけで(彼らが欲しいといっているわけではない)
信頼というよりは
↓
— ASTEP@放デイのぼやき (@ASTEP1290957) March 3, 2025
「信頼関係がないと支援はうまくいかない」と思い込んでいませんか?
そう考えている人、けっこう多いと思うんですが、いかがでしょうか?
障がいのあるお子さんとの間に「信頼関係」は本当に必要でしょうか?
答えは間違いなくあったほうがいいとは思います!
お子さんとの信頼関係、保護者さんとの信頼関係なくして支援は成り立たないと思っていますから。
でもですよ?(あえて、反対の視点で発信をすると…)
絶対に必要かと言われると、そうでもないんじゃないかと、僕は思ったりもするんです。
信頼関係を求めているのは、支援者側
そもそも「信頼関係が必要だ」と思っているのは支援者側なんですよね。
特性のあるお子さんが「この人と信頼関係を築きたい!」と思っているわけではないかもしれません。
特に知的障がいのあるお子さんの中には「信頼」という概念自体がピンとこない子もいます。
初対面の支援者でも、すぐに支援を受け入れる方も多いですしね。もちろん、そうじゃない子もいますけどね。
むしろ「この人、なんか気が合いそうだな」とか「よく会う人だな」とか、そんな感覚のほうがしっくりくるんじゃないでしょうか?「なんとなく安心できる」くらいの感覚で関わってくれていることが多いように思います。
それって、「信頼している」ってこととは少し違いません?
信頼関係にこだわる理由って本当にそこなの?と思うわけです。
よくあるお話で、支援がうまくいかないのを「信頼関係がないから」と考えてしまう支援者がいると思います。
それって、自分を守るためじゃないですか?
「信頼関係がないからうまくいかない」と思えば、自分の支援スキルの問題にはならないですよね。
逆に「信頼関係があるから子どもが自分の言うことを聞いてくれる」と思っているなら、それも違う気がします。
「信頼関係があるから、相手が言うことを聞いてくれる」って、本当にそうなんでしょうか?
もしかしたら、「この人には従っておいたほうがいい」と思われているだけかもしれません。
それを「信頼されてる」と勘違いしていたら…ちょっと怖くないですか?
そう考えると、信頼関係がなくても良い支援はできます!
もちろん、支援を続ける中で信頼関係が生まれることもあるでしょう。でも、それって1日や2日で築けるものじゃないですよね。
実際、初めて会った支援者でも、めちゃくちゃ良い支援をしている人はたくさんいます。
ASTEPに最近入職した支援の現場経験のない支援者がいるんですが、めちゃくちゃ良い関わりをしてます。
「信頼関係がないから支援できない」わけじゃないんです。
僕はASTEP歴5年になりますが、「信頼関係ができた」とは到底思っていません。
でも子どもたちは「この人は困ったときに支援してくれる人だ」とは思ってもらえているはずです。
だから、信頼関係がなくても、彼らは施設に来てくれるし、私たちの話にも耳を傾けてくれる。
「信頼」も大事だけど、我々は支援者、まずは「良い支援」です。
信頼関係にこだわりすぎず、どんな状況でも、その日から良い支援ができるようになること。
そこに意識を向けたほうが、支援の質はもっと上がるんじゃないでしょうか?
「信頼関係がないとダメだ」と思い込んでしまうと、支援力が伸びるチャンスを逃してしまいます。
信頼は「勝ち取る」ものではなく、結果としてついてくるものかもしれません。でも、なくても支援はできるんです。
「信頼がないからうまくいかない」と思い込まずに、もっとシンプルに「良い支援」を目指してみましょうよ★
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