インスタグラム、積極的に更新しております!
キャプションに書ききれなかったこと、ふと思ったことをみなさまに共有したいのと、忘れないように記録感覚で更新しています。
今回は『療育で子どもを変える?』というテーマで少しお話をしていきます。
現在療育に通われてる方、新一年生を迎える子どもさんなどこれから通われる方、通われるかまだ迷われている方のために、心構え的なところをお伝えしていければと思います。
目次
障がいは治すものではない
最近では『発達障がい』という言葉も世の中に浸透してきて、認知も高くなり、それにまつわる記事なども多く見られるようになりましたね。
ASTEPには、発達に特性や課題のある子どもさん、いわゆる発達障がいの子どもさんが通所をされ、継続した療育を受けられています。
言葉は認知されてきてはいますが、障がい=病気であると思っている方もまだまだ多いのではないでしょうか?
発達障がいは決して病気ではありません。脳機能の偏りだと言われています。
私たちも、例えば…
- 完璧でないと気が済まない。
- 集中すると周りが見えなくなる。
- 好きなことはとことん突き詰める。
- 大勢を前にすると緊張して立ちすくむ。
- だめだと思ったら諦める。
こんなことありませんか?
個人ごとに得手不得手もあり、特性といわれる気質がありますよね。
自分自身の特性や気質を変えろ!と言われても、生まれ持ったものを治すことができるでしょうか?
仮に治そうと努力しても、鋼のメンタルとかなりの時間、そして忍耐力をもってしても変えられるかどうか…
なので、特性というのは治すということではなく、上手く付き合っていくものだと思うところです。
発達障がいの困りごと
発達障がいの子どもさんは時に、生活を送る上で困難が生じたり、周囲の人や友達と問題を起こす場面があります。
いわゆる『困りごと』といわれるものですが、これは何が原因で起きるのか?
これは、本人の特性と周りの環境で発生しやすいです。
ASTEPで例えるなら…
宿題に集中することが難しい特性のある子どもさんに対しては、何が原因か?それが視覚的なことなのか聴覚的なことなのか感覚的なことなのか…
視覚的な原因であれば遊んでいる様子が見えない部屋で宿題をするとすんなりと終えられたりしますし、聴覚的な原因であれば、宿題の間だけイアーマフをするだけでぐっと入り込めたりします。
椅子の感触が気になってしまう感覚的な部分が原因であれば、お尻にふわふわの座布団を敷くだけで座ってくれることもあります。
他にも、いつでも誰でも使えるエアロバイクの固執する子どもさんが利用する日は、登所後すぐに順番カードを渡して順番に並ぶこと、順番を守ることを伝えるための工夫しています。
このように、発達障がい(特性)=困りごとではないことは少し分かってもらえたかと思います。
特性のある子どもさんが過ごす環境でギャップが生じた時にはじめて困りごとに発展します。
環境を整える→穏やかに過ごすことができる→療育活動や普段の生活に入り込むことができる
子どもさんを支援する上で、環境(家・学校・施設問わず)を整備はすることは最優先事項だと思うところです。
療育は何のために受けるの?
ここまでを要約すると…
- 発達障がいは病気ではない。
- 特性は上手く付き合っていくもの。
- 困りごとは環境とのギャップで発生する。
- 過ごす環境を整備することは最優先
これらから言える療育の目的は…
自分にストレスをかけて障がいを治そうとするのではなく、特性との付き合い方を学びながら、自分らしさが出せる環境で穏やかに楽しく過ごすこと!
ではないでしょうか?
楽しい時間を過ごす学びの中で、本人や家族の困りごとを解消するための、軽減するための働きかけを行っていきます。
これはASTEPでは大きく2つに区分しています。
- 本人への働きかけ
子どもさん本人に特性との付き合い方、具体的な対処の方法やスキルを伝える。 - ご家族への働きかけ
療育活動の評価をもとに、子どもさんへの関わり方、サポートの方法を伝える。
特に、ASTEPでは後者の『家族への働きかけ』には、かなりかなりかなりの熱量をつぎ込んでいるところです。
その理由は…↓
親の意識=療育の成果
ASTEPを開所してから、それ以前から多くの親御さんと子どもさんを支援してきましたが、親の意識=療育の成果ということは間違いなく比例していることが言えます。
親の意識で子どもの成長(過ごしやすさ)が決まるということです。
ここでの意識というのは考え方を指しますが、例えば…
- 障がいを何とかしたい親御さん
できないことが発生→怒る→自信を失くす→チャレンジできない→月日を重ねてもできない→怒る→自信を失くす→(繰り返し…)
⇒負のスパイラル(二次障害に繋がる) - 特性と上手く付き合う親御さん
できないことが発生→できることを考える→できることが増えた→認める・褒める→自信が持てる→チャレンジする→できることを考える→できることが増えた→(繰り返し…)
⇒正のスパイラル(親子で成長を楽しめる)
これは療育だけに限らず、育児にも言えることだと思います。自分自身の子で言うと…
上の子(4歳)は、言葉はまだたどたどしいですが男の子にも負けないくらい走るのが早いです。
下の子(0歳)は、ずりばいはできませんが、掴まり立ちや名前を呼ぶと手を挙げて返事ができるようになりました。
「なんではっきり喋れないの!」「なんでずりばいできないの!」と怒ったところで、それが我が子なのですから◎
子どもの出来るところに目を向ける意識が持てるようになると、自然と良いところに目が向くようになり、褒めたり共感したり喜び合ったりすることで子どもの自己肯定感が上がります。
すると、子どものポジティブな行動が増えて、失敗を恐れずチャレンジする中で成功と失敗を繰り返しながら、物事を経験する中で成長へと向かい進みます。
まとめ
インスタグラムでのキャプションでは書ききれない内容を綴っていきました。
まとまりのない感じで終わりましたが、最後に、何が伝えたいのかというと…
ということです◎
ASTEPの子どもたちのキラキラした場面の他に、こんな感じで私の頭の中に思っていることを、何気なしに更新してブログで整理していきたいと思います!
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