どんな方法があるのか、まだまだ未知数だけど
責任を持ってもらった時に何が起きるのか?
その時に、不安を思い描くよりも、自分で決めたことを実行することに重きを置いて、どんな主人公の道を行くとどんなメリットをもたらすのか
そう思い描けるような支援者を目指したい
— ASTEP@放デイのぼやき (@ASTEP1290957) September 11, 2024
目次
障がいのある人の自己決定を支えるために
支援者として、障がいのある方が自分で何かを決める際に、私たちは時に反対することがあります。選んだ結果がその人にとって良くない場合もあるからです。
今一度、ご自身の支援を振り返ってみてください。人として正しい方向を選ばせようとすることが多いのではないでしょうか?
たとえば、太っている人がもっと食べたいと言ったら「食べない方がいい」と支援しようとします。夜起きている人には早く寝るよう促し、孤立しがちな人には他の人と関わるように促します。
支援者の前では、相手も「わかった」と言ってその場を過ごすかもしれません。でも、わかっているということと納得していることは別です。納得していなければ、その選択を実行することは難しいですから。むしろ、「やらない」「やるつもりがない」ことも多いです。
支援者は「わかった」の本当の意味を考えなければなりません。
「わかった」と言った相手に期待をして、できていないときには注意をしますが、それで何も変わらないことが多いです。自分や周りを振り返ってみると、健康に気をつけていても病気になる人もいれば、気を使っていないのに健康な人もいます。人それぞれ違うということを受け入れる必要があります。
自己決定と責任
自分の人生は、自分の選んだ方法で作り上げることが、その人にとって納得できる人生ではないでしょうか?
もちろん支援者として、情報を得にくいお子さんには、選んだ選択肢のメリットやデメリットを伝えることは重要です。それでも支援者の意に反して選ぶのであれば、相手はデメリットを承知の上で選んでいるということになります。
支援者は、責任の所在について悩むかもしれません。でも、自分の人生の主体であるのはその人自身です。障害があってもなくても、社会的ルールの範囲内で、自分のことならば自分で責任を持っても良いのではないでしょうか?
彼らが主体となり、自分の人生の責任者となるために、私たち支援者ができることは、必要な情報の提供や生活のサポートです。
そして「責任」とは全てを負うことではなく、一つ一つのことに対して持つものだと思います。生活のこと、仕事のこと、交友関係のこと、それぞれに対して責任を持つというイメージです。
さいごに
自己選択や自己決定の機会は増えていますが、その後の責任についてはまだまだ広く知られていないのが現状です。
支援者側が責任を持ちすぎることで、相手が主体的に決定できない状況が生まれることもあります。私たち支援者は、自己選択・自己決定の機会を増やしつつも、彼らが自分の選んだ道に責任を持てるようサポートしていくことが必要です。
障がいがあるからといって、自己決定や責任を持たせないのは違うと思っています。彼らが自分で決めたことに責任を持つことで、人生を主体的に生きていくことができるからです。
支援者として、情報提供やサポートを通じて、その責任を果たせる環境を整えることが私たちの役割だと心に留めて支援に当たっていきたいと思います◎
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