言葉にできないSOSをキャッチ!支援者ができること

言葉にできないSOSをキャッチ!支援者ができること(放課後等デイサービスASTEP・ASTEP長岡京)

ある日、「ペッタン(バンドエイド)しない!」と言いに来たお子さんがいました。ん?と思って、ふと体を確認してみると、実際にけがをしていた、という事例がありました。

結果的に、この「表現」はその子なりのSOSだったんですよね。

支援者にとって大事なのは、このような表現をどう受け取るか。彼らが発するどんな表現にも「何かがある」と気づけることが、支援の入り口なんだなぁと思ったXのポストを追記していきたいと思います。

表現は声だけじゃない

パニックを起こすのも一つの表現ですし、何も言わない声なき声もひとつの表現

支援者としては、お子さんが支援者の名前を呼んだり、いつもと違う行動をしているときに「何かあるのでは?」と気づくことができるか?大事な部分だと思います。

彼らは「困った」と直接言わないかもしれません。何かサインは出していますが、それに気づけないと、彼らはそれ以上のアクションを取ることは少ないでしょう。

だからこそ、支援者側から積極的に「困っていることはないか?」と声をかけたり、気持ちを汲み取ったりする〚スキル〛があれば、より良い支援に繋がるのだと思います。

「何でもない」という言葉に注意

「何でもない」という言葉を聞いて「本当に困っていないのかな?」と思ってしまうこともありますけど、これが案外、落とし穴なんです。

「何でもない」という言葉を真に受けず、その裏に隠れた本心を探ることが大事ですし、もしかしたら、遠慮してたり、支援者に迷惑をかけたくないと思っているかもしれません。

彼らが「何でもない」と言ったときこそ、支援者が安心して話せる環境を作ることが必要ですし、「話して大丈夫なんだよ」と伝えることで、彼らも本音を言えるようになるはず。

支援者としてのアプローチ

「何でもない」と言われたからといって、それを問題行動として捉えてしまうのではなく、その言葉の背景にある理由を考えることが支援者に求められます。

まずは、何かしらの支援を開始するところから始めてみましょう。

私だったら、彼らのSOSが親御さんや支援者だけでなく、一般の人にも伝えられるようになれば…と思うので、「ペッタンしない!」と言われたときには、「ケガをしたので絆創膏を貼ってください」という表現に言葉を変換して伝えてあげるかな~と。

SOSを言葉にする支援として、「何に困っているのか?」を感じ取りつつも、最終的にはそのSOSを言葉にしてもらうことが大事なんじゃないかなと思います。

先述しましたが「ケガをしたので絆創膏を貼ってください」と自分の状況を言葉で伝えることはとっても大事だと思いますのでサポートしていきたいですね。

もちろん、言葉がないお子さんもいます。その場合は、手を差し出すなど、相手に伝わる形でSOSを表現することが目標となります。支援者として、言葉の裏に隠された本当の気持ちを引き出し、誰にでもわかる形に変えていくサポートが求められますね。

さいごに

支援の扉を開くのは「何かがあるかな?」と考えるところからです。彼らが自分のSOSを表現できるよう、私たち支援者は積極的にアプローチしていくべきです。SOSを言葉にできるような支援を目指して、彼らとの関わりを深めていきましょう。

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